2025年6月15日(日)に開催しました、高知保険医協会第56回定期総会において「診療報酬改善と健康保険証存続を求める決議」が承認されました。決議には、従来の健康保険証の存続と、昨今の物価高騰が医療機関の経営に深刻な影響を与えているため、期中改定や次期診療報酬の大幅引き上げを求めることなどが盛り込まれています。また、高知保険医協会が独自に高知県内の病院を経営している開業医会員に対し実施した「病院会員向け実態調査アンケート」では、令和6年度決算で医業利益が赤字、昨年度と比較しても収益が減っている・赤字幅が増えていると言った回答が多く寄せられており、医療機関の経営が厳しい状況にあることや、同じ病院内の介護医療院で働く介護職員と医療保険の病棟で働く看護補助者の賃上げ格差が生じる問題に悩んでいる病院の実態が見えてきました。高知保険医協会は、現在の医療状況改善を求めるべく、石破茂首相、福岡資磨厚生労働大臣、高知県選出の国会議員、各政党宛に総会決議とアンケート結果を送付しました。
高知県保険医協会 第56回定期総会決議はこちら⇒
病院会員向けアンケート結果はこちら⇒