住民とともに歩む保険医のための団体
高知保険医協会は保険医の要求実現と国民・県民医療の充実発展を目指す、保険医のための団体として1971年に全国10番目の協会として創設。今日まで多くの団体や個人の方々に支えられ、活動を続けることができました。設立当時は会合や研究会をするにあたって、高知県医師会の会議室を利用させていただいたこともあります。
設立から50年を経て現在会員数572名(2021年4月現在)、県内の医科歯科開業医の過半数と多くの勤務医が加入しています。
1.医科と歯科とがひとつの団体に
保険医協会は、医療専門団体のなかでは珍しい医科歯科一体の組織。同じ医療人として医師と歯科医師が一緒に活動することで共同の力を発揮します。
高知県歯科医師会を訪問
2.中央と全都道府県につながる運動体
保険医協会は高知県だけでなく、全ての都道府県にある個性をもった各保険医協会(保険医会)とともに、連合体(※保団連)を構成しています。点数改定情報などの提供も抜群のスピードです。
保団連とは?(全国保険医団体連合会)
全都道府県の保険医協会(保険医会)により、全国組織としてつくられた連合体が「保団連」です。現在は会員数も医師65,260人、歯科医師38,105人の合計103,365人を超え、全開業医の約63%が入会しています。規約には目的を「各都道府県保険医団体の連帯を強化して、保険医の経営、生活並びに権利を守り、国民医療の向上、医療保険の充実、国民の健康の確保をはかる」としています。
経営と生活を守る運動
保険医協会の目的のひとつに「患者さんに喜ばれる医療を提供して医院経営も安定させる」ことがあります。「保険証一枚」で安心して医療が受けられる医療保険制度の改善にも取り組んでいます。医療機関の個別指導や立ち入り検査、税務調査などのご相談にも応じています。
また、保険医協会ならではの情報・出版活動も充実。『全国保険医新聞』『月刊保団連』『高知保険医協会ニュース』などで医療情報をお伝えし、経営管理や税対策に関する書籍『保険医の経営と税務』、新規開業される先生方には準備段階からの『新規開業の手引き』など、出版物も豊富です。
保険診療のサポート
診療報酬、介護報酬の改定時にはいち早く新点数説明会の開催と、改定内容を詳しく知らせるテキスト『新点数改定のポイント(医科)』『改定の要点と解説(歯科)』『新点数早見表』などを作成。『保険診療の手引』など各種解説書は、理解しにくい行政用語や複雑な仕組みをわかりやすい言葉や独自に作成した図表、またフローチャートで示したりと工夫しています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大のなかで、診療報酬・施設基準等に関する「臨時的な取扱い」や補助金等の情報を、FAXニュースで素早く届けてきた活動は、会員の皆様から大きな評価をいただいています。
また、請求事務に関する疑問や質問などを「お問い合わせフォーム」あるいは「FAX]でお受けしております。
医科・点数説明会
助け合いの共済制度
病気や事故、老後の生活などの不安を取り除き、安心して診療に当たることができるよう、様々な共済制度に取り組んでいます。
長期安定が魅力の保険医年金、まさかの時のグループ生命保険があります。詳しくは協会までお尋ねください。
各種研修会
第一線医療を担う保険医が明日からの日常診療に役立てるため「幅広い知識と技術を身につけたい」という声に応えて、保険医と医療機関従事者を対象とした様々な研修会の実施に取り組んでいます。
これまでには、「保険診療研究会」「点数改定説明会」「医療安全研修会」「レセプトオンライン義務化について」「歯科矯正の実技」など各種の研究、研修会を開催しました。
歯科・点数説明会
文化活動
診療の疲れをリフレッシュし、会員相互の親睦をはかるための文化活動も企画しています。四国四県の取り組みとして毎年、四国医師・歯科医師交流会や、癒しと文化の旅を企画しています。
患者・住民とともに医療制度の改善を
保険医協会は医師と患者を苦しめる医療制度「改革」に反対し、他の医療関係団体や住民団体とも協力して、療養病床削減反対、後期高齢者医療制度問題、乳幼児医療の無料化や医師増員に向けての署名運動など、地域医療の改善をめざして活動しています。
国会議員への要請
入会の手続き
保険医であれば医科・歯科、開業医、勤務医問わず入会できます。お問い合わせは高知保険医協会までお願いします。
■入会金 なし
■会 費 開業医 月額5,000円
勤務医 月額3,500円
※会費は4月25日(4~9月分)と、10月25日(10~3月分)の年2回、口座振替をさせていただきます。(それぞれが休・祝日の場合は翌営業日)
取扱金融機関は、四国銀行・高知銀行・高知信用金庫・幡多信用金庫です。